ThinkPad X1 Carbon 2018年版とThinkPad X1 Carbon 2017年版、どちらにしようとひたすら悩む週末でしたが、そんな中、ThinkPad T480sという選択肢もあるなと思うようになりました。
TシリーズはXシリーズと比べると、携帯性よりは拡張性や性能を重視した中堅のモデルというイメージですが、その中で末尾sの機種は携帯性も重視されており、Xシリーズと十分、比較検討できる性能になっています。
重量は約1.32kg~ですので、ThinkPad X1 Yogaより軽いくらいです。X1 Carbonとは約200gの差となります。
それでいて、有線LAN、フルサイズのSDカードスロットを搭載。ビジネス向けにはスマートカードリーダーを搭載することも出来ます。外部GPUであるNVIDIA GeForce MX150も内蔵することが出来ます(この場合重量が増えます)。メモリーもオンボードに加え、ユーザー側で交換可能なスロット形式のメモリーが使えるので、最大では8GBオンボード+16GBスロットで24GBまで拡張可能。
当サイトでよく扱う機種の特徴を比較すると、こうなります。
- X1 Yoga……360度展開のyoga機能、約1.42kg~
- X1 Carbon……HDR液晶選択可能、最軽量約1.13kg~
- T480s……充実した拡張性、約1.32kg~
こうして比較すると、「タブレットにもなりペンで記入できる応用性のX1 Yoga」「軽量性と色再現性のX1 Carbon」「拡張性のT480s」と、それぞれの特徴を表現できるかと思います。どれを重視するかで、購入するものも変わってくると思います。昨年まで選択可能だったX1 YogaのOLED(有機EL)モデルがなくなったのがつらいところですね。これがあれば約1.32kgぐらいでT480sと同等と言えることも出来たのですが。
タッチパネル選択可、IR(赤外線)カメラや指紋による簡単ログイン、USB Type-C採用などは、いまやどれも同じです。WWANのLTEモジュールは、いまのところどの機種でも4月上旬以降の販売開始予定となっています。
ドッキングステーション、いわゆるドックも、ケーブル接続・据え置き型など、どの機種もそれぞれ対応してる拡張性があります。
また、昨年まではどの機種も「Coe i5のCPUだと容量の大きいメモリーが選べない」という問題があったのですが、今年からは問題なく選べるようになりました。
たとえばT480sも、販売開始時点からi5でオンボード8GBメモリーが選べるようになっています。
自分の場合自宅はデスクトップ、外ではノートPCという使い分けは行わず、すべてを1台で済ますような使い方をいままでしてきました。可能な限り軽く、可能な限り拡張性があり、可能な限り高速で大容量という難しい要求をしてきたわけです。
そのすべてを備える究極の一台というものがあれば悩まず買えますが、そう簡単にはいかないのが現実。自宅用デスクトップとノートPCの二刀流にするか、どれかを諦めて1台にまとめる方針を続けていくか悩みどころですが、T480sのバランスの良さが気になる今日このごろです。
→フルサイズSDカードスロット・有線LANなどの拡張性と、そこそこの軽量さを両立したThinkPad T480sの詳細を見てみる