ThinkPad X1 Yoga はじめて日記

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2019年版ThinkPad X1 Yoga、販売開始!

例年であれば春先に発表・販売開始となってたThinkPad X1 yogaの2019年版が、日本でもやっと発表・販売開始となりました!

→ThinkPad X1 Yoga(2019)の詳細を見てみる

 

 Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 4 open 180 degrees and angled to show right side ports.

直販カスタマイズモデルのスペックシートを元に、比較してみます。

ThinkPad X1 Yoga(2018)スペックシート
ThinkPad X1 Yoga(2019)スペックシート 

モバイルという視点でみると、個人的に一番気になるのは、重量。昨年1.42kgと重くなったものが1.36kgと以前のレベルに戻ってきました。自分が一番最初に買ったX1 Yoga(2016)とほぼ同じです。これは本当に嬉しいですね。

バッテリーの持続時間は最大19時間。2018年版は最大16.3時間と表記上はなっていたので、軽くなったうえにバッテリー時間をのびた。ThinkPad X1 Carnbon(2019)とは逆と言え、X1 Yogaに相当力を入れて改良したことが伺えます。

筐体の厚さは15.5mmと薄型化しています。1.5mmくらい薄くなった。なかなか薄くなってますよね。両方持ってみれば、薄くなったことを実感できそうです。

SSD搭載やメモリーが最大16GBなのは同じ。実際、ノートPCはメモリーが16GBあれば安心して使うことが出来ます。
大変嬉しいポイントはCPUがCore-i5でも、メモリー16GBの選択が出来るようになったこと! CPUをi7にするか、i5にするかは、後から交換できないだけに悩みどころ。動画や画像処理をするならi7のパワーはありがたい。だけど電力消費はi5のほうが控えめで、バッテリーももちます。かつ、値段も安い。もし今年のモデルを買うなら、自分ならi5と16GBの組み合わせにしますね。

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ちなみにここで選択できるi5の2つの選択肢「8265U」と「8365U」にどれほどの差があるのか?
CPUの比較ができるベンチマークのページを見てみても、正直そこまで意味のある差があるかと聞かれると、自分はあまり無いと感じます。どちらにせよインテル社の第8世代CPUというのは同じですから。

CPUの進化についてはCore-i7も同様で、毎年更新される新しいものを搭載したという感じです。

www.notebookcheck.net

動画をよく見る自分からすると、スピーカーがキーボード面に移動したのは魅力的。これまでのように底面だと、柔らかいものの上に置くと音がこもりやすかった。でも天面なら、ストレートに音が聞けます。

Close-up of keyboard and speaker system on the Lenovo ThinkPad X1 Yoga Gen 4.

また、のぞき見を防止するThinkPad Privacy Cuard搭載は、X1 Carbonにスクリーンフィルターを貼り付けて使ってた自分にとって、本気で羨ましい機能です。X1 Yogaの場合、ペンでタッチして使うことも多いので余計なフィルターは貼りたくないし、この機能はますます意味のあるものになると思います。ボタン一つ押すだけで、視野角を狭めて左右からののぞき見がしづらくなるとのことで、これは素晴らしい!
プライバシーという意味では、2018年モデルから採用しビジネス用途で大好評となった、物理的にカメラに蓋をしてしまえるThinkShutterも、もちろん今回も選択できるようになっています。

ディスプレイは1920x1080のFHD液晶から、3840x2160で輝度500nitを誇るUHD液晶まで、好きなものを選べます。ビジネス用途ならFHDで十分(自分もFHDで十分というタイプです)から、写真を等倍表示して色味や繊細さを細かいところまで徹底的に確認したいみたいな人まで、幅広く対応できるラインナップと言えます。この選択肢の広さこそ、ThinkPadカスタマイズの魅力ですよね!

コネクター類はこんな感じ。マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックが左側に来たのは、素直に好感します。去年は右側だったんですよ。有線でヘッドフォンを使う場合、ケーブルって必ず左耳側じゃないですか。これ、以前からずっと、左に持ってくるべきとずっと思ってたんですよね。この点も今年の2019年モデルはいいなぁと思います。X1 Yogaの特長であるペンスロットももちろんあります。

ThinkPad X1 Yoga (2019)

1. ペンスロット
2. 電源ボタン
3. USB3.1 Gen 1(Powered USB)
4. セキュリティ・キーホール
5. USB 3.1 Gen2 Type-C (Thunderbolt3 対応、電源と共用)
※ドッキングコネクタ5.6.7と兼用
6. USB 3.1 Gen2 Type-C (Thunderbolt3 対応)
7. イーサネット拡張コネクター2
8. USB3.1 Gen 1
9. HDMI
10. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

ただし今回、非常に気になるのが一点。microSDが搭載できなくなってしまいました。従来であれば(この写真だと無いけど)背面のSIMスロットのところに「micorSDスロット」があったはずです。SIMカードスロットと兼用でしたからね。それが見当たらない。ThinkPad X1 Carnbon(2019)では無くなってしまったのですが、X1 Yogaも同じとなりました。

ただこの流れ、仕方ないのかなとも思うのです。以前のモデルは簡単に取り外したり交換できのですが、去年自分が購入したX1 Carbon(2018)も、一般的なスマートフォンのように、針金(ピン)を刺さないと、SIM&microSDスロットが出ない形状に変更になってしまいました。気軽にmicroSDを交換し使うことができなくなったということです。つまり、内蔵のSSDの容量を拡張するという使い方に過ぎず、デジカメなどのデータを取りこんで使うというような意味合いではなくなっていたんです。

それにThinkPadはSSDが気軽に交換できますし、この1年でもSSD価格は急速に下りました。1TBどころか、2TBでさえ、3万円もしない。(ただしこれは速度がSATAレベルで、PCIe-NVMeでない場合の話です。こちらのものとかですね)

WD 内蔵SSD M.2-2280 / 2TB / WD Blue 3D / SATA3.0 / 5年保証 / WDS200T2B0B

去年の春、自分は1TBのSSDを3万円以上で購入し、自分で交換しました。thinkpad-x1yoga.hatenablog.com

2TBのSSDが3万円しないなら、もうmicroSDで256GB、512GBを必死に拡張させる必要なんか、無いんですよ。時代はこの1年で一気に変わったなと、この記事を書いてて改めて感じました。

SSDの速度はそこまで必要じゃないが、どちらかと言えば大容量がほしいと考える自分なら、カスタマイズは最低の256GBにして、2TBを別に買って自分で交換しちゃいますね。そうやって交換できるのが、ThinkPadの素晴らしい点ですから。
でも1TBで十分であれば、カスタマイズでPCIe-NVMeを選択するのもありだなと思います。Windowsを再インストールすることなく、届いたらそのまま使えるから、楽ですし。

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肝心のお値段ですが、クーポンを適用すると、去年の販売開始時とほとんど変わらないです。10万円台後半〜20万円台で買える価格です。

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もちろん今なら昨年2018年の型落ちを買う選択肢もありますが、今年のモデル、地味ながらに「かゆいところに手が届く進化」をしてるんですよ。実際に外で使う立場からすると、のぞき見防止のThinkPad Privacy Cuardとか、よく考えられてます。
2018年型と2019年型の価格差は、最安モデルなら2万円ちょっと。実際はカスタマイズの内容によって変わってきますが、これくらいの差なら、2019年型のほうがいいような気もします。

重量がだいぶ軽くなった、厚さも少し薄くなったなど、モバイルとして重要なところをしっかり改善してきてるのは、高評価です。X1 Carbonより改善点は多いのではないでしょうか?

ちなみにLTE(WWAN)は、現時点では選べません。いつものThinkPadの新製品販売でありがちなんですけど、必要ならもう少し待たないとダメかも。ここはちょっと残念ですね。

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納期は現時点では3〜4週間程度とのこと。これも例年の新製品とあまり変わらないです。

今回の X1 Yoga(2019)は昨年版と比べそんなに違いがないとか進化してないと言われてるそうですけど、いやいやどうして、細かいところを見るとユーザーの使い勝手向上に貢献する点がたくさん見られます。販売開始が例年より4半期ほど送れた分に見合うだけの内容だと、個人的には感じますね。

 

→ついに販売開始! 2019年版ThinkPad X1 Yogaの詳細を見てみる

2019年版ThinkPad X1 Carbon、販売開始!

例年であれば春先に発表・販売開始となってたThinkPad X1 Carbonの2019年版が、日本でもやっと発表・販売開始となりました!

→ThinkPad X1 Carbon(2019)の詳細を見てみる

Lenovo ThinkPad Carbon Gen 7

直販カスタマイズモデルのスペックシートを元に、比較してみます。

ThinkPad X1 Carbon(2018)スペックシート
ThinkPad X1 Carbon(2019)スペックシート

モバイルという視点でみると、個人的に一番気になるのは、重量。自分が今使っているThinkPad X1 Carbon(2018)はスペックシート上で1.13kg。今度のX1 Carbon(2019)は約1.09g。軽くなったとは言ってもほとんど変わってないのかな? 誤差の範囲とは言えます。

バッテリーの持続時間は最大18.9時間。2018年版は最大20.9時間と表記上はなっていたので、軽くなった分バッテリーが犠牲になった感じでしょうか? でもこれ、モバイル機器としては十分に意味のある変更です。実際の利用時は表記より短くなるのが普通で、それで2時間差であれば、体感としてはほとんど変わらないんですよね。それにバッテリーの持続時間は、外出時にもてば十分。飛行機で言えば、アメリカ行きの10時間程度もてば十分と言えます。無理して長時間駆動にこだわるより、軽量化してくれたほうが自分は嬉しい。ここは正常進化と評価したいと思います。

筐体の厚さは14.9mmと若干薄型化しています。1mmくらい薄くなった。でもこれを体感できるかと問われると、難しいところかなと思います。

SSD搭載やメモリーが最大16GBなのは同じ。実際、ノートPCはメモリーが16GBあれば安心して使うことが出来ます。
大変嬉しいポイントはCPUがCore-i5でも、メモリー16GBの選択が出来るようになったこと! CPUをi7にするか、i5にするかは、後から交換できないだけに悩みどころ。動画や画像処理をするならi7のパワーはありがたい。だけど電力消費はi5のほうが控えめで、バッテリーももちます。かつ、値段も安い。もし今年のモデルを買うなら、自分ならi5と16GBの組み合わせにしますね。

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ちなみにここで選択できるi5の2つの選択肢「8265U」と「8365U」にどれほどの差があるのか?
CPUの比較ができるベンチマークのページを見てみても、正直そこまで意味のある差があるかと聞かれると、自分はあまり無いと感じます。どちらにせよインテル社の第8世代CPUというのは同じですから。

CPUの進化についてはCore-i7も同様で、毎年更新される新しいものを搭載したという感じです。

www.notebookcheck.net

動画をよく見る自分からすると、スピーカーがキーボード面に移動したのは魅力的。これまでのように底面だと、柔らかいものの上に置くと音がこもりやすかった。でも天面なら、ストレートに音が聞けます。

Close-up of keyboard and soundbar on Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 7.

また、のぞき見を防止するThinkPad Privacy Cuard搭載は、スクリーンフィルターを貼り付けて使ってた自分にとって、本気で羨ましい機能です。それがいらなくなるわけですから。ボタン一つ押すだけで、視野角を狭めて左右からののぞき見がしづらくなるとのこと。これは素晴らしい!
プライバシーという意味では、2018年モデルから採用しビジネス用途で大好評となった、物理的にカメラに蓋をしてしまえるThinkShutterも、もちろん今回も選択できるようになっています。

ディスプレイは1920x1080のFHD液晶から、3840x2160で輝度500nitを誇るUHD液晶まで、好きなものを選べます。タッチパネル、非タッチパネルの選択肢もあります。ビジネス用途ならFHDで十分(自分もFHDで十分というタイプです)から、写真を等倍表示して色味や繊細さを細かいところまで徹底的に確認したいみたいな人まで、幅広く対応できるラインナップと言えます。この選択肢の広さこそ、ThinkPadカスタマイズの魅力ですよね!

コネクター類はこんな感じ。マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックが左側に来たのは、素直に好感します。去年は右側だったんですよ。有線でヘッドフォンを使う場合、ケーブルって必ず左耳側じゃないですか。これ、以前からずっと、左に持ってくるべきとずっと思ってたんですよね。この点も今年の2019年モデルはいいなぁと思います。

ThinkPad X1 Carbon (2019)

1. 電源ボタン
2. USB3.1 Gen 1(Powered USB)
3. セキュリティ・キーホール
4. USB 3.1 Gen2 Type-C (Thunderbolt3 対応、電源と共用)
5. USB 3.1 Gen2 Type-C (Thunderbolt3 対応)
※ドッキングコネクタ(4.5.6.と兼用)
6. イーサネット拡張コネクター2
7. USB3.1 Gen 1
8. HDMI
9. マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
10. SIM カードスロット(nanoSIM対応、LTE非対応のモデルにSIMカードを挿入しても機能しません。)

ただし今回、非常に気になるのが一点。microSDスロットが使えなくなってしまった、ということです。従来であれば10のところには「micorSD」の文字があったはずです。SIMカードスロットと兼用でしたからね。それが消えてしまった。

ただこの流れ、仕方ないのかなとも思うのです。以前のモデルは簡単に取り外したり交換できのですが、去年自分が購入したX1 Carbon(2018)も、一般的なスマートフォンのように、針金(ピン)を刺さないと、SIM&microSDスロットが出ない形状に変更になってしまいました。気軽にmicroSDを交換し使うことができなくなったということです。つまり、内蔵のSSDの容量を拡張するという使い方に過ぎず、デジカメなどのデータを取りこんで使うというような意味合いではなくなっていたんです。

それにThinkPadはSSDが気軽に交換できますし、この1年でもSSD価格は急速に下りました。1TBどころか、2TBでさえ、3万円もしない。(ただしこれは速度がSATAレベルで、PCIe-NVMeでない場合の話です。こちらのものとかですね)

WD 内蔵SSD M.2-2280 / 2TB / WD Blue 3D / SATA3.0 / 5年保証 / WDS200T2B0B

去年の春、自分は1TBのSSDを3万円以上で購入し、自分で交換しました。 thinkpad-x1yoga.hatenablog.com

2TBのSSDが3万円しないなら、もうmicroSDで256GB、512GBを必死に拡張させる必要なんか、無いんですよ。時代はこの1年で一気に変わったなと、この記事を書いてて改めて感じました。

SSDの速度はそこまで必要じゃないが、どちらかと言えば大容量がほしいと考える自分なら、カスタマイズは最低の256GBにして、2TBを別に買って自分で交換しちゃいますね。そうやって交換できるのが、ThinkPadの素晴らしい点ですから。
でも1TBで十分であれば、カスタマイズでPCIe-NVMeを選択するのもありだなと思います。Windowsを再インストールすることなく、届いたらそのまま使えるから、楽ですし。

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ボディーカラーは去年採用されたシルバーモデルは無くなりました。やっぱりThinkPadは黒という人が多かったんでしょうね。代わりに天板にカーボン模様が選べるようになりました。これはなかなかかっこいいです。

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肝心のお値段ですが、クーポンを適用すると、去年の販売開始時とほとんど変わらないです。10万円台後半〜20万円台で買える価格です。f:id:wow360:20190628101454p:plain

もちろん今なら昨年2018年の型落ちを買う選択肢もありますが、今年のモデル、地味ながらに「かゆいところに手が届く進化」をしてるんですよ。実際に外で使う立場からすると、のぞき見防止のThinkPad Privacy Cuardとか、よく考えられてます。
2018年型と2019年型の価格差は、最安モデルなら2万円ちょっと。実際はカスタマイズの内容によって変わってきますが、これくらいの差なら、2019年型のほうがいいような気もします。

重量も少し軽くなった、厚さも少し薄くなったなど、モバイルとして微妙なところでもしっかり改善してきてるのは、高評価です。

ちなみにLTE(WWAN)は、現時点では選べません。いつものThinkPadの新製品販売でありがちなんですけど、必要ならもう少し待たないとダメかも。ここはちょっと残念ですね。

f:id:wow360:20190628102121p:plain

納期は現時点では3〜4週間程度とのこと。これも例年の新製品とあまり変わらないです。

今回のX1 Carbon(2019)は昨年版と比べそんなに違いがないとか進化してないと言われてるそうですけど、いやいやどうして、細かいところを見るとユーザーの使い勝手向上に貢献する点がたくさん見られます。去年モデルを持ってる自分からしたら本気で羨ましいと思える点が多々あります。販売開始が例年より4半期ほど送れた分に見合うだけの内容だと、個人的には感じますね。

 

→ついに販売開始! ThinkPad X1 Carbon(2019)の詳細を見てみる

電子書籍ユーザーの心をくすぐる「Yoga Book C930」の魅力

先日のレノボ・ジャパンの新製品発表会はレノボのオフィスで開かれたのですが、入り口を入ったところに商品を展示するブースがあります。

そこを通りかかった時、ある製品に目を奪われてしまいました。Yoga Book C930です。

→Yoga Book C930の詳細はこちら

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写真で見ると普通のキーボードに見えなくもないんですが、これは実は平面の電子ペーパーです。真っ平ら。キーボードの打鍵感はタッチするとブルッと震えることで感じることが出来ます。iPadなどでタッチパネルキーボードも一般的になってますが、それより面積が広く確保されている分、入力しやすく感じました。

以前もYoga Bookという商品はあり、キーボードも同様に平面タッチパネルだったのですが、それはキーボード、もしくはペンを使った入力専用でした。

ところが今回のC930、このキーボードの右上に、いくつか選択ボタンが用意されています。

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左からキーボード、イラストなどを描く画面、電子書籍、設定。電子書籍ボタンを押すと、こうなります。

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実際にこの目で見ると、なかなかの感動を覚えました。メインの画面ではそのままWindowsが表示されているのに、もう片方は電子書籍! しかもこれ、Kindleなど一般的な電子書籍アプリにも対応しているとのことです。

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イラスト描画画面にすると、こんな感じ。

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ペンの描画速度(レイテンシー)も、電子ペーパーとしてはなかなか優秀なのでは? と感じさせられました。

設定画面はこちら。

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これのなにがすごいかというと、Windowsマシンと電子書籍端末、そしてイラストなどを描けるタッチパネル画面が三位一体となっている点です。とくに電子書籍。そのためだけにKindle端末を持ち歩いている人も多いと思うのですが、それがいらなくなるんですよね。

もちろんレノボのYogaを名乗る商品ですから、360度の折り曲げが可能です。

Lenovo Yoga Book C930 in multiple usage modes.

厚さも約9.9mm、重量は約775グラムで、Windowsマシンとして考えると、超軽量型ということになります。

バッテリー駆動時間も最大約11時間。よく出す例えですが、飛行機でアメリカに行く間ずっと使い続けても平気な稼働時間です。もちろん電子ペーパーというのは同じ画面を表示してるだけなら電力を使わないのが特長ですから、電子書籍端末として使えば、それだけバッテリーももつだろうと考えられます。

ディスプレイサイズは10.8型で、電子ペーパー側もそれだけの広さがある。文庫やマンガを見開きサイズで表示させることが可能なわけです。iPadなどの液晶だと目が疲れるという人でも、これなら見やすいでしょう。

基本的なPCのスペックとしては、インテルCore m3-7Y70もしくはi5-7Y54を選択可能、メモリーは4GB、ストレージも128か256GBですが、microSDXCを挿入できるので、問題ないと思います。
CPUパワーも、これでがんがんに動画編集をするようなことをせず、動画鑑賞をしたりエクセルやワードを使う程度なら、なんの問題もありません。YOGA BOOK C930

USB Type-Cも左右に一つずつあるので、USBハブを用いて外付けHDDなどを接続し、デジカメのデータ管理や移動も簡単に出来ます。Windowsマシンですからね。
SIMカードを挿し込んでそれだけでインターネット接続ができるモデルもあります。

電源ボタンは先日ご紹介したThinkBook 13Sと同様、指紋センサーを兼ねています。 

thinkpad-x1yoga.hatenablog.com

以前のYoga Bookにはあまり惹かれなかったのですが、今回のはとても興味が出ました。ちょっとした小旅行や軽い出張で、キーボードをあまり使う予定がないなら、ThinkPad X1 Carbon+iPadではなく、Yoga Book C930だけでいいのでは? と考えさせられるくらいに。 

もちろんThinkPadのように自宅ではThinkPad USB Type-C ドックThunderbolt3 ドックをつないでメインマシンにするという使い方には全く向いていません。持ち歩き、もしくはペンを使ったイラスト描きや入力用、動画や電子書籍の観賞用で、簡単なワードやエクセル、テキスト入力もできるPCというポジションの機器になるだろうと思います。

→実はなにげにオールマイティーなノートPCかも、Yoga Book C930の詳細を見てみる

ノートPC型のゲーミングPC「Lenovo Y540」はモバイルPCの夢を見るか?

日本人は体型の大きさもあるのか、比較的小型のモバイル機器を好む人が多いように思いますが、海外に行くと、平気で15インチサイズのノートPCを持ち歩き、空港などで使ってる人を見かけます。

最近気になってたのは、それが普通のMacbookPro15インチとかThinkPad X1 Extreme(15.6インチ)どころではなく、より巨大でごっついもの。何をしてるのかと空港ラウンジでちら見すると、なにやら必死に対戦ゲームをしてるんです。最近流行りの言葉で言えばeスポーツでしょうか。
動画編集にマシンパワーが必要なのは知ってますが、ゲームもマシンパワーが必要なんですよね。

先日参加したレノボ・ジャパンでの新商品発表会でも、そんなゲーミングPCが展示されていました。Lenovo Y740シリーズ(17.3インチ)、Lenovo Y540の17(17.3)インチ15(15.6)インチの2つがあります。
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以下、基本的にはY540、特にモバイルを前提にして15インチのほうをメインに説明していきます。

まず重量を見てみるとこんな感じ。

17インチ 約2.84kg
15インチ 約2.3kg

差は500グラムですか。基本重量もさることながら、差もペットボトル1本分。1グラムを削り取ろうとする軽量モバイルユーザーの世界では重要な違いだけど、空港でもeスポーツをしたいとか、撮った動画素材を誰よりも早くYouTubeに上げたいという人だと、そんな差は些細なものなのかもしれませんね。

スペックも(動画を見るとか、ビジネス用途程度の自分からすると)バケモノ級。使われているCPUはインテルのi7-9750H。このCPUの末尾の「H」は「モバイル向けハイパフォーマンス・グラフィックス」を表すそうで、ともかくグラフィックに力を入れるぜ! というものに使われるCPUです。ThinkPadの場合、例えば自分が今使っているThinkPad X1 Carbonはi7-8550U。「U」は「モバイル向け超低消費電力」で、バッテリーを長持ちさせつつ、性能も最大限引き出そうというバランスすを取ることを重視したものになります。
ちなみにファンがついてないものなどで使われる「Y」は、超よりもっと電源消費が少ない「極低消費電力」。マイクロソフトのSurface Goなどに使われているものです。さすがにここまでくると複数のアプリやブラウザタブを開きまくる、動画編集をするみたいな使い方は難しくなります。

当然Lebovo Y540はグラフィック優先なので、バッテリーもちは、こうなります。

17インチ 約7時間

15インチ 約6.8時間

さすがにこのサイズを飛行機の中で、しかもバッテリー任せで使う人はそうそういないでしょうから、これで十分とも言えますね。

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普通のノートPCだと左右にUSBなどの接続端子が並んでるものが多いのですが、このY540は背面にある程度集めて、まとまりや取り回しを簡単にしています。
左右それぞれにUSB3.0も1つずつ。マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックは左側にあるので、一般的なヘッドホンのコードが左耳側から出てることを考えると、こんな細かいところにも気が使われているのが分かります。

とはいえスピーカーももちろん妥協せず、HARMANのDolby Atmos搭載とのこと。自宅やホテルではヘッドホンを使わずスピーカーでがんがんに音を流して遊べるというわけですね。

 

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画面はフルHDのノングレア(非光沢)IPS液晶。なんで非光沢? と思ってしまったのですが、ゲーミングPCとして考えた場合、画面を凝視する時間は、動画視聴の比になりません。それこそ画面から一瞬たりとも目を離さず見続けるわけです。だからあえて光が写り込まず、目も疲れづらい非光沢を採用。この発想って「ビジネスに使うなら目の疲れない非光沢ですよね」というThinkPadのノングレアモデルにも通じるものがあります。

メモリーも16GB、SSDは1TBが選べます。グラフィックボードも当然CPUオンボードではなく、NVIDIAのFeForce GTX 1660Tiなどが搭載されています。

ここまでハイスペックだとさぞ高いだろうと思って値段を見ると、そうでもない。これには理由があり、実はノートPCは小さくする方が設計が難しく、素材の材料なども徹底的に見直す必要があるので、そのぶん値段が上がりやすい傾向があります。だからこそカーボン素材を使い徹底して軽量化に挑んだThinkPad X1 Carbonは、クーポン適用前はそれなりの値段がしてしまうわけですからね。

ではどれくらいかなと見てみると、基本の値段が約17万円から。クーポンを適用すると約12万円になります。スペックからするとまぁまぁ手頃な価格と言えるだろうと思います。

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ちなみにこのゲーミングPCのシリーズ名は「LEGION」。これを聞くと映画『ガメラ2』でガメラと戦ったレギオンを思い出します年代なんですが(汗)、レギオンってもともとは「ローマの軍団」を指し、転じて今ではものすごい力を持つ者、という意味があるそうです。

今後オリンピックなどでも本格的にスポーツとして採用されるかも知れないテレビゲーム、いや、eスポーツを本格的にやってみようと考えた場合、ゲーミングのノートPCを持ち歩くというのは、選択肢としては大いにありなんだろうなと、今回の発表会で感じさせられました。

→Lenovo Y540(15)の詳細を見てみる


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