ThinkPad X1 Yogaの内蔵SSDを、1TBのM.2(SATA)のSSDに換装しました。作業前に内蔵バッテリーを落とす方法は、ひとつ前のこちらの記事を参照して下さい。
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1.裏蓋を外す
ThinkPadはメンテナンス性が高いのが売りですが、X1 Yogaの裏蓋は思いの外、取り外しが難しかったです。
ネジは全部で9本あり、プラスドライバーでゆるめていきます。どれも素直に回ってくれます。
ネジにはストッパーがついていて、本体から外れない仕様になっています。回していって「カタッ」となったら、外れたと考えてOKです。
裏蓋を開くのが本当に大変でした。背中の吸気口の裏に、隙間が出来ます。そこに爪を入れたり、プラスチックのカードを差し込んでこじ開けていく感じです。
力任せに開けるとツメが折れてしまいそうなのですが、かといって力を入れないことには開かないので、ともかく慎重に慎重に進めていきます。手の爪がだいぶ傷んでしまうので、期限切れのクレジットカードなどを使って開けると便利だと思います。
少しずつ剥がしていき、パームレスト側を持ち上げると、外れます。
2.SSDを交換する
基盤を開けても、ぱっと見たところSSDは見当たりません。実はファンの脇の黒いシートの下に隠れています。このシート自体はテープで留めてあるだけなので、簡単にめくることが出来ます。
SSDは銀色の封筒のようなものに納められ、ネジ1本で留まっていますので、ゆるめます。
ネジが外れたら本体からSSDをスライドさせるように持ち上げ、取り外します。
今回はもともとのSSDは128GBなので、表面のチップも簡単なもの。かたや交換するものは1TBが片面にぎっしり載せられて、とても密度が濃いです。
そのため、もともとSSDが入っていた銀色の封筒のようなものには、どうしても入りませんでした。無理して入れたら、ただでさえ繊細なSSDが壊れてしまいそうです。おそらくこれ、放熱のためにつけられてると思うので、できれば元に戻したほうがいいとは思うんですけどね。
仕方ないので袋に入れず、そのままつけることにしました。
SSDをネジで固定し、黒のシートを元に戻します。
3.裏蓋を取り付ける
裏蓋を取り付けるときは外したときとは逆で、手前のパームレスト側からはめていきます。ツメがうまく噛み合わないと一部だけ隙間が開いたまま閉まってしまうので、細かく確認。
最後に9本のネジを締めて、完了となります。
SSD換装前に内蔵バッテリーを無効化した状態なので、ACアダプタをつなげると無効化が解除され、電源が入ります。
今回、SSD換装には1時間くらいかかりました。最初の裏蓋開けも難しかったですが、蓋を付け直すのも難しかった。手前側などに隙間が出来てしまい、やり直しになりました。
今回換装したSSDはこちら。
SD8SN8U-1T00-1122 [X400 SSD(1TB M.2(2280) SATA6G 5年保証)]
次はこの空っぽのSSDにリカバリーを行います。