ThinkPadの登場、販売開始から25年経ったことを記念して、このたび、ThinkPad25という記念モデルの販売が開始されました。
パンタグラフキーボード復活
このモデルの登場自体は以前から話に出ていたのですが、その最大の理由は、このキーボード。 なんとなく懐かしい感じがしませんか?
今販売されているThinkPad X1 YogaやThinkPad X1 Carbonをはじめ、他社含めほぼすべての現行のノートパソコンのキーボードは、「アイソレーションキーボード」と呼ばれるものになっています。キーとキーの間自体が少し離れてるの特徴的。ですが以前は、「パンタグラフキーボード」と呼ばれるものが主流でした。キーの形状が台形で、キーとキーの間は(下の方で)空いてないものですね。
キータッチの感触がだいぶ違っており、パンタグラフのほうが反動が強めで、「押してる!」という実感をより強く感じられます。
このパンタグラフキーボードの愛好家は本当に多く、いまでも外付けキーボードではよく売れています。
このパンタグラフキーボードがノートPCで復活というだけでも、このThinkPad25は人気が出そうですね。
また現行のものよりキーの列が1列多い7列なのも特徴的で、その分キー単独の機能を一発で呼び出せると言うので、これまた人気があります。
スペックも最先端てんこ盛り
肝心のスペックはどうかというと、これでもかと詰め込まれています。
CPU Core i7-7500Uプロセッサー
メモリー 16GB(最大32GB)
SSD 512GB
グラフィックボード NVIDIA GeForce 940MX 2GB GDDR5
標準サイズのSDカードスロット
14インチIPS液晶FHD(マルチタッチ対応)
さらに、バッテリーは固定式と交換式の2つ搭載で、電源を落とさずバッテリー交換が可能。USBも最新のType-Cをしっかり搭載しています。
これだけてんこ盛りで、最初の販売価格は193,860円となかなかお買い得な感じ。
これは欲しいと思ったのですが……問題は、重量。約1.69kg。これでは持ち歩くのはちょっと厳しいですね。
オフィスや自宅で半固定的に使うのであれば、なかなかいいPCだと思います。
今の時点で最短出荷開始日は2017/10/20。カスタマイズをしない前提、しかも1000台限定販売なので、なかなか早いですね。
もう今後パンタグラフキーボードのノートPCはそう出ないと思うので、気になる方は要チェックかと思います。
昔ながらのキーボード搭載の記念モデル、ThinkPad25の詳細を見てみる
(注:実はキーボードについては「以前のものに近いもの」という表現をしているサイトが有るのですが、近い遠いもなにもないだろう、アイソレーションでないなら形状から言ってパンタグラフだろう、という前提で記事を書いています。明らかにパンタグラフでないとなった際は、訂正させていただきます)