個人的な話になりますが、1990年台に海外に初めて行くときから今までずっと使い続けていた旅行道具が一つだけあります。
世界各国のコンセントに対応させる変換プラグです。「サスコム」という商品名でしたが、今はもう売ってないようです。他の類似商品と比べとてもコンパクト、必要最小限。20年近く、海外渡航の相棒として役立ってきてくれました。
ですが今回、Lenovo 45W USB Type-C ウルトラポータブルACアダプターを手に入れたことで、ThinkPad X1 Carbonを持っての海外渡航時の電源周りを見直そうと考えた時、これも交換を検討したほうがいいのではないか? と思い至りました。
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まず最初に、これまでの海外渡航時の電源セット。USBケーブルは本数が入れ替わるので、抜いてます。青いのが「サスコム」です。
このAnkerのアダプター(30W)は使わなくなります。同時に、これでX1 Carbon以外のスマホやタブレットなどの充電をしていたので、別に用意する必要が出てきます。よくあるUSB充電器をもう一つ持てばいいやと、普通は考えます。つまりACアダプターを2つ海外に持っていくということですね。
しかしここで問題になるのが海外のコンセントの形。以前、「サスコム」とUSBのACアダプターを2つ持って出張したことがあるのですが、そのホテルのコンセントはすべて海外仕様で、日本・アメリカ型を差し込めるコンセントが一つもありません。手元の「サスコム」は1つだけ。こうなると使えるACアダプターも1つだけになります。
ではコンセントを2つ以上に分けるマルチタップを持てばいいかと言うと、これも経験があるのですが、「サスコム」が簡素すぎて、壁のコンセントの形状によってはマルチタップにACアダプター複数の重量に耐えきれず、落ちてしまうのです。これを避けるには1m程度の延長ケーブルを持っていかねばならないけど、これはこれでかさばるんですよ。
そこで至った今回の結論。そうだ、よく免税店で見かける、これを買おう。
海外渡航用電源コンセント変換プラグ USBポート3つ有 Type-Cポート有 ACアダプター付属 多機能海外用充電器 AC100-250V 6.0A ヨーロッパ/アメリカ/イギリス/オーストラリア/韓国/中国等世界200ヶ国以上対応
いままでは「誰がこんなかさばるものを」と思っていたのですが、今回手に入れたウルトラポータブルACアダプターを使う前提で考えると、これでOKです。全体的にアダプター類の容量や道具が減りますから。
またこれはコンセント部の形状がしっかりしてるので、壁のコンセントに差し込めばそれだけであれこれUSBケーブルをつなげても、抜け落ちる心配は無さそうです。
実際に海外のホテルで壁のコンセントにさしてみた様子が、こちら。問題なさそうですね。
そのうえ安心安全のヒューズ付き! 外国の電気の電圧は、日本のように一定ではありません。照明がチカチカ瞬いたかと思ったら停電したりする。その時って電圧が上がったり下がったりおかしなことになってるんですよね。電子機器の大敵であるそういうおかしな挙動をヒューズで阻止し、電子機器を守ってくれるわけです。
結果、持ち歩くのはこうなりました。最初の写真と見比べていただけると、だいぶコンパクトにまとまったのがおわかりいただけるかと思います。
ちなみに国内出張や旅行、もしくはアメリカのように確実に日本のコンセントと同じところへ行く場合は、こういう組み合わせもありだと思います。
一つはウルトラポータブルACアダプター、もう一つはAnkerの大ヒット商品、モバイルバッテリーとUSBのACアダプターを兼ねる「Anker PowerCore Fusion 5000」です。
もともとこれらの電源セットとは別にモバイルバッテリーを1つ持っていってますので、コンセントが日本と確実に同じ場合はこの組み合わせにすると、モバイルバッテリーも荷物から減らすことができます。そういうところならコンセントの数も2つ3つは確実にあり、先程書いた「コンセントが全部海外仕様で、一箇所しか使えない」の問題は回避できますから、差し込むところにも困りません。X1 Carbonはデスク、Anker PowerCore Fusionは枕元で、スマホを充電しながら就寝できる。これが一番最小で、かつ楽な組み合わせということになります。