5月にThinkPad X1 Carbonにプライバシーフィルターをつけました。
その後一ヶ月近く使ってみての感想をまとめてみます。
普段使ってるぶんには、画面の見た目はあまり変わらず快適に使える
X1 Carbonは今年の2018年版から、色の発色がとてもきれいなHDR対応ディスプレイを選べるようになっています。ですが自分の使ってるのは、FHDのタッチパネルのもの。そこまで画像の表示に特徴のある液晶ではないので、プライバシーフィルターをつけても、しっかり見れる正面の位置で使ってるぶんには、ほとんど違和感はありません。
ただ、椅子を左右にずらしたりすると、途端に見えづらくなります。そういう位置から見えなくするためのプライバシーフィルターなんだから、そうでないと困るんですけどね。
また、画面が消えてると目立つ四隅の固定テープですが、電源をつけるとほとんど目立たなくなります。「もっと端にきれいに貼りなよ」と言われそうな気もしますが、こんな適当な位置に貼っても気にならないので、よく出来てると思います。
タッチパネルが効かなくなる
困るのはこれ。商品説明にはタッチパネル対応と書かれてるのですが、まったく使い物にならなくなります。これではなんのためにタッチパネルで買ったのやら。
ホコリが入る
一般的なスマートフォンやノートPCの画面の保護フィルムは全面にノリが付いていますが、上にも書いたようにこのフィルターは四隅のテープで固定します。つまり、全面ノリではないんですね。隙間があります。
すると、どうなるか? その隙間からホコリが入り込んでしまうんですよ。ホコリが気になると、フィルターごと剥がすか、隙間から紙を差し込んで取り除くことになります。
これを阻止するには外周すべてを塞ぐようなテープを自分で用意する必要がありますが、電源をつけたときに目立たなくなる材質の透明の両面テープって、手に入れるのが難しそうなんですよね。
飛行機に乗ると、なぜか中央部が浮き上がる
これは気圧のせいなのか湿度のせいなのかよくわからないのですが、飛行機で上空にいるときだけ、中央部が手前に浮き上がります。すると中央部だけ、文字などの表示がにじむことになります。
地上に戻るとなぜかたわみも無くなりピッタリと画面に吸い付くような感じになります。ずばり言って、これが一番困ります。
プライバシーフィルターを一番使いたいのは飛行機の中なんですよ。喫茶店や新幹線は、混み具合にもよりますけど、席を変えたりして人目を気にしない位置に動くことも可能です。ですが飛行機は満席近いことも多く、エコノミークラスでは、隣との間隔も狭い。人目が気になる。そういう環境でも心置きなく使えるようにとこれを買ったのに、その肝心の飛行機の中でなぜか浮き上がり、表示がにじむのでは、使い物になりません。
「そういう場所で使わなければいいのでは?」と言われそうですが、そういう場所で使うためにこそ、プライバシーフィルターは存在しているわけでして(笑)。
使い続けるか、それとも、別のものを買うか?
結論としては、飛行機でよく使う自分の環境だと、ちょっとこれは困りものだなということになります。別の商品を試すにしても類似のものはあまりないし、いっそのこと使わないという選択をすると、また飛行機の中では使いづらくなる。
今後どうするかは、ちょっと考えてみたいと思います。
でも普段遣いではここまで違和感がないとは思ってなかったので、そこは評価ポイントだと思います。地上で、オフィスで、喫茶店で、新幹線で使うぶんには、おすすめできる商品だと思いました。
→ThinkPad X1 CarbonやT470sなど、14インチワイドサイズ液晶で使えるプライバシーフィルターの詳細はこちら