2016年型のThinkPad X1 Yoga(2016)、ThinkPad X1 Carbon(2016)、2016~2017年型のThinkPad X1 Tablet(2017)だけに採用されたドッキングステーションOneLink+ドックは、独自のコネクタを採用していました。これが昨年2017年型からUSB Type-Cのコネクタを採用した汎用性の高いThinkPad USB Type-C ドックに切り替えとなりました。
先日自分が購入したThinkPad X1 Carbon(2018)はもちろんType-Cを採用してますので、対応するのもType-Cドック。というわけで今回、ドックも新しく購入しました。手元に新旧2つのドックがあるので、比較してみます。
Type-Cのほうが横が少し大きめ、かつ、真四角。OneLink+のほうが手が込んでるなと感じさせられます。
正面は標準のUSBが一つ減り、代わりにType-C専用になりました。最近のスマートフォンもどんどんType-Cになっていってるけど、それらに付属するケーブルは大抵、普通のUSBをType-Cに変換するものばかりで、両端がType-Cの物は少ないんですよね。このType-CドックにもThinkPad本体とつなぐための両端Type-Cケーブルは1本ついてきてますが、この正面用のものはないので、別途用意する必要があります。
映像端子は両方共昔ながらのVGAを搭載。ビジネス向けと言われることが多いThinkPadならではだなと感じさせられます。
その他、USB端子や有線LAN、ディスプレイポートの差込口は同数用意されています。違うのは、ThinkPad本体とつなぐためのケーブルの箇所。Type-Cドックは普通のType-Cケーブルでつなぐので、その差込口がありますが、OneLink+ドックは直接、専用のケーブルが繋がっており、抜くことはできません。
ドックを持ち歩くというのはあまりないとは思うのですが、ケーブル類はすべて抜けるほうが、持ち歩きの際に便利だと思うんですよね。そういう意味では改善されたと言えます。
側面には盗難防止用のケンジントンロックをつなげる穴が空いてますが、それよりも気になるのは、ドックの形の違い。OneLink+ドックは台形だったのですが、Type-Cは普通に四角い箱型なんですね。ドックの上にものを置くことは決して褒められたものでもないとは思いますが、実は私、OneLink+ドックの上に小さいカレンダーを置いてました(笑)。ずり落ちては来ませんでしたが、これからは安心して置けそうです(?)
ちなみに、どちらも90WのACアダプターがついてきます。型番は違えどドックへの接続は昔ながらのThinkPadの四角く黄色いコネクターなので、使い回しもできそうです。そんなことをする必要はそうそう無いとも言えますが、一昨年までであれば、ドックを持ち歩く人の場合、90Wアダプター1つだけカバンに入れれば、ThinkPad本体だけに使うこともできれば、ドックも使うことができたとは言えます。だけどType-Cだとドック用アダプターとThinkPad本体用Type-Cアダプターの2つになってしまいますね。
昨年はType-Cドック以外にThunderbolt3 ドックも発売開始になり、今年の2018年のX1 CarbonやThinkPad T480sからは、3つのドッキングステーションも使えるようになりました。それらの中でType-Cドックはもっとも簡単に、安価に拡張性を得られます。個人的にはこれで必要十分という感じです。ビジネスなどでよりハイスペックな拡張性を求める人にも多種多様な選択肢が用意されているというのは、さすがThinkPadシリーズの周辺機器だなと、改めて感じさせられました。
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