ThinkPad X1 YogaにACケーブルを接続すると、そのままだと自動的にバッテリーが100%まで満充電されてしまいます。
ですが、Lenovo Settingsに充電の上限(しきい値)を決めることができる設定があります。
まずはソフト一覧からLenovo Settingsを起動し、左のアイコンの中からバッテリーを選択、下にスクロールします。
すると「バッテリー充電のしきい値」という項目があるので、オンにします。
「使用時間が短くなるかも」という注意書き。そりゃそうですよね。
すると、スライダーで40から100%まで、5%刻みで好きなパーセンテージに設定できるようになります。
X1 yogaの充電は十分に高速ですから、普段はバッテリーに最も優しいと言われる40~80%の間にしておき、出かける前にこれを80~100%にするようにすれば、バッテリーに優しい運用が可能になります。
最近のノートPCやスマートフォンは、ThinkPadにかぎらずバッテリー交換が容易ではない設計になってきています。薄型や使用時間を長くするためなどいろいろな理由があると聞いていますが、それでもバッテリー寿命が短くなった時に交換しづらかったり高価なのはやはり辛いから、その時を少しでも先延ばしにしたいものです。
実はこの設定項目、自分の記憶が正しければ、購入当時は無かったはずなんです。同様の問い合わせをメールでいただき、調べもしましたが、その時は良い対策法は見つけられなかったのです。Windows10のThinkPadはなぜかこの設定が出来なくされているとさえ、言われていました。
自動アップデートか何かで対応したのか、それとも気づかなかっただけなのか……どちらにせよ便利になったのに違いはないですから、素直に喜びたいと思います。
これは、ほぼ同じシステムのThinkPad X1 Carbonでも同じと考えられます。T460s、Yoga 260も同様に対応したと思われます。
私同様気づいてなかった方は、ぜひお試しください。