ThinkPad X1 Yogaのタッチパネルですが、実は購入するまでは、そんなに使わないだろうなと思っていたのです。タブレットモードではともかく、ノートPCモードでは、普通にマウスやトラックポイント、タッチパッドを使うよな、と。
自宅に届いて、もともと使っていたノートPCと入れ替えて使い出した後は、実際そんなもんでした。タッチパネルを全く触らない日がほとんど。
ところが外に持ちだして長期間使ってみると、タッチパネルが思いのほか便利であることに気づきました。もう今後はタッチパネル無しのノートPCは買う気がしなくなったほどです。
1.カーソル移動やボタン押しが一発
文章を作成していて、カーソルをいっきに動かす場合、普通ならマウスやトラックポイントをぐっと動かし、微調整して目的のところに持ってきます。
ところがタッチパネルの場合、それこそ直感的にカーソルを持って行きたいところをタッチするだけ。上手くいけばそれこそ一発です。カーソルキーで行き過ぎた、戻しすぎたみたいなのも、ありません。
Web上の各種ボタンも、カーソルを合わせるより一直線に指で押しに行ったほうが、早いです。
2.Chromeは進む・戻るがスワイプで簡単にできる
ブラウザのGoogleChromeを使うと、webページの進む・戻るがタッチパネルに対応しており、画面に指をつけて一気に左右にスワイプするだけで、画面が入れ替わります。これ、最初知った時はなにがあったのかわからなかったくらいです。
X1 Yogaの右下に手を添え親指だけをタッチパネルの上に。あとはもう、親指だけで上下左右、進む戻るが自由自在。
この機能、インターネットエクスプローラーやedgeだと無いんですよ。とくにedgeはwindows10のタブレット機能に特化したブラウザのはずなので、ちょっと残念ですね。ますますchrome一辺倒になりそうです。
3.ThinkPad単体で使う場合、ディスプレイとの距離が近いのが、タッチパネルが便利な理由
出先でX1 Yoga単体で使う場合、ディスプレイの距離がとても近くなります。キーボードのほんのすこし先に、すぐディスプレイがある。だからタッチも無意識的にすぐ出来ます。
ところが自宅の場合、キーボードは特に外付けのものをつかわずいつもX1 Yogaのものを使っているんですが、そこにOneLink+ドックをつなぎ、外部ディスプレイやトラックボールをつなぎ、複数のHDDを繋いで作業をしています。すると感覚が「ふっ」とデスクトップモードに移ります。
特に外部ディスプレイを使用する違いは大きく、X1 Yogaと違ってタッチは出来ませんので、同じ画面の延長線上なのに方やタッチ可能、かたや不可能となると、いままで通りトラックボールやマウスで作業した方がいいという感覚にもなってきます。
これが不思議な事に、OneLink+ドックを取り外し、X1 Yoga単体で使うようにすると、自然とタッチパネルに手が伸びるんですね。人間の慣れというのはすごいものがあると我ながら感じました。もちろん文章をがしがしと入力するときは、トラックポイントが大活躍です。
トラックポイント、タッチパッド、タッチパネルという3つのマウスに相当する機能がある。さらにマウスやトラックボールを繋げば、4つになる。その時々で使いやすい入力方法を使えるX1 Yogaに、ますます惚れ込んでいく日々です。