ThinkPad X1 Carbonにもともと入っているSSDを交換しましたが、このままだと中身は空っぽなので、あらかじめ作っておいたUSBのリカバリーメディアを用いて、リカバリーを行っていきます。
この手順はSSD交換を行って無くても、初期化したい場合なども同じです。また、以前ThinkPad X1 Yoga(2016)で行った手順とほとんど同じなのでこちらの記事を参照していただきたいのですが、画面が少し変わったので、改めて解説してみます。
USBコネクターには事前に作成したUSBメモリーを挿しこみ、ACアダプターを繋いだ状態で電源ボタンを押し、すぐにF12キーを連打します。
するとブートメニューが立ち上がるので、3つ目のUSBドライブを選んでエンターを押します。
(実は最初、USBドライブの選択ができず焦りました。この時は向かって右サイドのUSBコネクターにメモリーを差し込んでいたのですが、一度電源を落として、今度は左サイドに差し込んだら、うまく行きました。原因はよくわからないけど、同様のトラブルが合った際は、参考にしてみてください。)
「SanDisk」というのはメーカー名なので、USBメモリーの会社によって変わってきます。
だいたい1分ぐらい待つと次の画面になります。
ここでいきなり英語を押し付けられるのではなく、ちゃんと言語選択からはじまるので、助かります。
続いてキーボード。日本はどれ? と思うのですが、「Microsoft - IME」が日本語キーボードです。英字キーボードをカスタマイズで選択された方は、「US」ですね。
「トラブルシューティング」を選び、続けて「ドライブから回復」を選択。
「ファイルの削除のみ行う」と「ドライブを完全にクリーンアップする」は、どちらでもいいです。今回は新品のSSDですからね。他の方に譲る、中古として売却する前にきれいにするなどの場合は、もちろん、完全にクリーンアップしてください。
では「回復」を押し、スタートさせましょう。
ある程度待ってると、この画面が出てきます。ここで「F9」を押すと、windowsのインストールがはじまります。
インストールが終わるとwifiの設定。
Windowsを使ってるなら大抵の方はマイクロソフトアカウントをお持ちかと思いますが、これを入力すると……
2段階認証要求がされることがあります。スマートフォンのアプリやメール、SMSなど、各自が普段から設定してるものに連絡が来ます。
続いて昨年モデルからの特徴である赤外線カメラを用いたロック解除の設定を行います。
これだとよくわからないと思いますが、顔のところに格子状の認識エリアが表示され、数秒見続けるだけで登録が完了します。顔をぐるぐる回せとか、もう一度読み込めとか、無し。簡単です。
顔認証がうまくいかない時のためにPIN(暗証番号)をセットしておきます。
この後は個人情報の送信などの選択項目が続きます。あとで設定できるものはとりあえず置いておいて、「スキップ」でどんどん進んでしまうといいでしょう。とくにその途中である「スマホと連携」には気をつけてください。つい「はい」を選んでしまったら、androidのホーム画面がいきなりマイクロソフトのアプリと連携したものに切り替わってしまい、焦りました。こういう設定はセットアップを終えてから、じっくり取り組んだほうがいいです。
すべて無事に終わると、webブラウザーのedgeがたちあがった状態になります。これで最初のセットアップは完了です。リカバリーだけの時間は30分というところでしょうか。
これで最初の確認→スペックチェック→リカバリーメディア作成→内蔵バッテリー無効化→SSD換装→リカバリーの流れが全部終了。全部で1時間半くらいでしょうか。
一番時間がかかったのはUSBメモリーでリカバリーメディアを作る段階。1時間かかりましたが、 これはUSB2.0のメモリーを使ったためだと思います。出来れば3.0を用意しておきたいところです。
それ以外は裏蓋も簡単に開けられるようになってるし、セットアップもスムーズで、とくに悩むところは無いかと思います。IDなどの登録は後からどうにでもなるので、wifi設定とマイクロソフトアカウント設定、顔や指紋登録以外は全部後回しにしてスキップで先に進むのも、よろしいかと思います。それですぐに使えるようになりますので。