本日2月19日はもともとX1シリーズのThinkPad X1 CarbonとThinkPad X1 Tabletの一般販売開始日とされていたんですが、その影に隠れてThinkPad T460sも販売が開始されていました。
当初の予定では2月上旬販売開始とされていたのですが、少し遅れてしまいましたね。
ThinkPad X1 YogaやX1 Tabletと同様に、100台限定のおすすめパッケージ以外は、最初はクーポンの指定が無い状態です。
カスタマイズのポイントは、オンボードメモリーの選択にあり
ざっと見たところこんな感じです。
- ディスプレイはFHD、WQHDの2種類。タッチパネルディスプレイはFHDのみ
- SSDは128GB~512GBまで5種類から選べる(128GB、192GBが選べない組み合わせあり)
- WiGig、WWANは残念ながら今は選べず
- オンボードメモリーが4GBと8GB、2つある
- 全モデルWiGig対応
まさかオンボードメモリーを2種類用意してくるとは、まったく予想していませんでした。そのため、カスタマイズの選択肢が広がり、複雑になります。
さらにいきなり、全モデルWigig対応です。X1 YogaやX1 Carbonには「WiGig非対応」の文字が入ってますので、結果としてT460sがもっとも早くWiGigに対応することになります。
それぞれの違いは、それぞれで選べる項目で見比べてみてください。
<100台限定!>ThinkPad T460s:おすすめキャンペーンパッケージの場合
CPU:
- インテル Core i5-6200U プロセッサー (2.30GHz, 3MB)
- インテル Core i7-6600U プロセッサー (2.60GHz, 4MB)
ディスプレイ:
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)マルチタッチパネル(10点)
- 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)
グラフィックス:
- インテル HD グラフィックス 520
- NVIDIA GeForce 930M (2GB)
メモリー:
- 8GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+4GB (1スロット使用))
- 12GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+8GB (1スロット使用))
- 20GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+16GB (1スロット使用))
ThinkPad T460s:エントリーパッケージの場合
CPU:
- インテル Core i5-6200U プロセッサー (2.30GHz, 3MB)
- インテル Core i5-6300U プロセッサー (2.40GHz, 3MB)
ディスプレイ:
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)マルチタッチパネル(10点)
- 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)
グラフィックス:
- インテル HD グラフィックス 520
- NVIDIA GeForce 930M (2GB)
メモリー:
- 4GB PC4-17000 DDR4 (オンボード)
- 8GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+4GB (1スロット使用))
- 12GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+8GB (1スロット使用))
- 20GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+16GB (1スロット使用))
ThinkPad T460s:バリューパッケージの場合
CPU:
- インテル Core i5-6200U プロセッサー (2.30GHz, 3MB)
- インテル Core i5-6300U プロセッサー (2.40GHz, 3MB)
ディスプレイ:
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)マルチタッチパネル(10点)
- 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)
グラフィックス:
- インテル HD グラフィックス 520
- NVIDIA GeForce 930M (2GB)
メモリー:
- 8GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+4GB (1スロット使用))
- 12GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+8GB (1スロット使用))
- 20GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+16GB (1スロット使用))
ThinkPad T460s:ハイパフォーマンスパッケージの場合
CPU:
- インテル Core i7-6600U プロセッサー (2.60GHz, 4MB)
ディスプレイ:
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)
- 14.0型FHD液晶 (1920x1080 IPS)マルチタッチパネル(10点)
- 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)
グラフィックス:
- インテル HD グラフィックス 520
- NVIDIA GeForce 930M (2GB)
メモリー:
- 8GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+4GB (1スロット使用))
- 12GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+8GB (1スロット使用))
- 20GB PC4-17000 DDR4 (4GBオンボード+16GB (1スロット使用))
ThinkPad T460s:高解像度ディスプレイ搭載プレミアムパッケージの場合
CPU:
- インテル Core i7-6600U プロセッサー (2.60GHz, 4MB)
ディスプレイ:
- 14.0型WQHD液晶 (2560x1440 IPS)
グラフィックス:
- NVIDIA GeForce 930M (2GB)
メモリー:
- 8GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (オンボード)
- 12GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (8GBオンボード+4GB(1スロット使用))
- 16GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (8GBオンボード+8GB(1スロット使用))
- 24GB PC4-17000 DDR4 SODIMM (8GBオンボード+16GB(1スロット使用))
カメラ、指紋センサー、SSD、無線LANモジュールなど、細かいところもいろいろと選べます。
ポイントは、8GBオンボードは高解像度ディスプレイ搭載プレミアムパッケージにしか用意されておらず、そのため、i7-6600Uとの組み合わせでしか選べないこと。
ただしこの点は、1枚のメモリーを自由に挿し替えられるT460sにおいては、それほど問題ではない気がします。
他のX1シリーズだとメモリーは完全オンボードですし、最近の用途だと8GBでは少ないと感じる人も増えてきています。そのためCPUにはそこまでハイスペックを求めないのに、16GBメモリーのために最強CPUを選ぶしか無いケースもありました。自分もそうです。
ですがT460sの場合、オンボード4GBメモリーに差し替えできる16GBメモリーを載せるだけで20GBになります。普通なら、これで十分ですよね。
8GBオンボード機種だとグラフィックも自動的にNVIDIA GeForce 930M (2GB)になってしまうし、ACアダプターも65Wになってしまう。つまり、消費電力も増えるし、重量も重くなる。高性能なグラフィック機能や、メモリーが24GBないと困る人以外は選ばなくてもいいと思います。
オンボードメモリー8GBモデルについては、こちらの記事をご覧ください。
WiGigを使うには「インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro対応」を選ぶ
カスタマイズの「ワイヤレス」の項目で、以下の3つが選べます。
- インテル Dual Band Wireless-AC 8260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro非対応
- インテル Dual Band Wireless-AC 8260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro対応
- インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro対応
WiGigを使いたい場合、必ず3つ目の「インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2x2) + Bluetooth 4.1 vPro対応」を選びましょう。そうすると、これまで無かった「WiGig Selection」という表示が出てきて、対応したことがわかります。
WiGigの選択については、こちらの記事も参考にしてみてください。
カスタマイズで価格を見てみる
T460sは選択できる項目がとても多く、人によって必要とする要素が千差万別だと思います。そのため今回は、細かい計算はしてみません。
あくまでもざっとした計算ですが、最安モデルでは約163,080円、最高額モデル約345,600円となります。
仮に割引率が30%とすると、最安モデルは約114,156円、最高額モデルは241,920円になります。最安モデルではX1 YogaやX1 Carbonよりはっきりと安くなります。
納期は?
納期は本日2月19日現在だと、3月4日頃の表示がされています。
カスタマイズはいろいろな組み合わせが選べますので、自分がどれくらいの性能を必要としているのか、どういう用途に用いる予定なのかを、十分に考えて選んでみてください。
また、初期状態だと、100台限定モデル以外は割引がありません。実際に購入される際は、下から割引クーポンコードを取得し、カートに入れた後に適用してみてください。驚きの価格になると思います。