レノボ・ジャパンさんの新商品説明会で、来月4月販売開始予定のThinkPad X1 Yoga(2017)をいち早く触ってきました!
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キーボードはまだ英語版で、日本語の試作機はまだ届いてないとのことです。英語版も届きたてとのこと。
キーボードのキー自体が昇降するようになった
まずは、キーボードがガラッと変わったところに目を引かれました。
どこが変わったのか? 去年2016年版のThinkPad X1 Yoga(2016) のキーボードは、こんな感じ。
いままでは『Lift'n' Lock』(リフトンロック)というシステムで、全体を外側に折り曲げて使う場合、キーの外側のフレームが昇降することで干渉を防ぎ、衝撃などから守るスタイルが取られていました。
でもそれはキーが外側を向く場合だけ。普通にPC自体を片付ける、収納するときは、とくに何もありません。
そうするとどうなるか? X1 Yogaのディスプレイはタッチパネルなので、全体がフラットな構造になっており、たたまれた時にキートップと接することになります。その結果、開いた時にディスプレイにキーの跡がついていて、拭かないと汚れが目立つ……なんてことがあったのです。
布を毎回挟んで干渉を防ぐというのが一般的な対策ですけど、正直、面倒くさいですよね。
ところが2017年版のX1 Yogaは、キー自体が昇降します。外側だけでなく、普通に内側に折りたたんだ際にもキーが下がります。そうするとキーボード面がフラットになり、画面に当たりづらくなるわけです。
見た目も周辺のフレームが無くなったので、だいぶスマートな印象です。
キータッチは従来より若干軽くなったかな、という感じを受けました。
また、タッチパネル部分のクリックパッドの左右クリックが従来型は「カチカチ」と音がしてたのですが、それが無くなり、とても静かになりました。「新幹線の中で目立つ、響くのでなんとかしてほしい」みたいな問題もこれで解消しますね。
自分がよく使う飛行機の中は、もともととてもうるさいので、あまり気にしてなかったのですが(笑)。
USBコネクターはトータルで5個の充実ぶり
左右のコネクターの充実ぶりも素晴らしいです。
左にUSB Type-c(3.1)が2つ(1つは電源共用)、USB3.0が2つ。
右にUSB3.0が1つ、HDMI、有線LANの接続専用コネクター、イヤホンマイクコンボジャック。
なんとUSBが5つですよ! 1つは電源に使うとはいえ4つ残るし、電源部もいざとなればUSBメモリーなどをつなぐことも出来るわけです。
少ないと1つ2つということも多いノートPCのUSB。それが5つもあるというのは、ノートPCとしては破格の拡張性です。
有線LANの専用コネクターは、2015年以前のX1 Carbonと同じ仕様とのことです。当時から使ってる方がいれば、使い回しが出来ます。
そういえば……右側面にあった音量ボリュームのアップダウンボタンが無くなってしまいました。昨年版のユーザーで使ってた人がほとんどいないので削ったとのことなんですけど、個人的にはよく使ってたんですよ。タブレットモードのときの音量調節はタッチパネルで行うことになるので、ちょっと不便かなぁと感じました。
また、背面部のmicroSDXCスロットとWWANのSIMカードアダプターの箇所は、変更なしです。今年からWWAN対応モデルが選べるようになる予定です。
付属ペンのタッチの変化
これは写真や文章で説明するのはとても難しいのですが、ペンのタッチ感触がだいぶ変わりました。昨年2016年版はサラサラというかツルツルと言う感じで滑るのですが、2017年版ははっきりとわかる抵抗を感じます。紙というよりは、ゴムの上に細マジックで書くような感触ですかね。
レノボの担当の方の話だと、不思議と男性は2016年版、女性は2017年版を好む人が多いとのことでした。
ペン先の材質が変わること以外は変更がないので、どちらも使うことが出来ます。2017年版のペンを2016年版のX1 Yogaにも使えるということですね。
残念ながら重量増
狭額縁を採用するThinkPad X1 Carbon(2017)と違って本体のサイズは去年と変わらないのですが、既報の通り、重量が液晶・有機EL(OLED)モデルでそれぞれ約100グラムの増量となります。液晶で1.42キロ、有機ELで1.36キロ。持った感じはそれほど違和感が無かったのですが、カバンに入れて持ち運ぶことが多い人は、じわじわくる違いになるでしょう。
ちなみに外見を比較すると、こんな感じ。
X1 Carbonの100グラム近いさらなる軽量化、狭額縁と比較すると、X1 Yogaはキーボードの印象が変わった以外は、外見的なものはそれほど変化が無いと言って良いかと思いました。
中身の使い勝手(CPUの変更など)は、実際に使ってみないとわかりません。とはいえ、USBの増加やキーボードの仕組みの変更は、使い勝手にじわじわと良い影響を与える、そんなふうに感じました。
4月の販売開始が待ち遠しいですね。
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